こんにちは、精神科ナースまさです。
今回は「ワーク・ライフ・インテグレーション」という考え方についてお話していきたいと思います!

おいおいおい、またカタカナかよ。勘弁してくれ!
って人でもご安心ください(笑)
こんな考え方もありますよ~っていう情報共有なので、難しい話とかしません(というか、できません(笑))
「ワークライフバランス」と言われ始めてかなりの年月が経ち、なじみ深く感じている方も多いと思います。
では、今回私が紹介する「ワークライフインテグレーション」と「ワークライフバランス」はなにが違うのでしょうか?
また、なぜこの考え方が出てき始めているのでしょうか?
こういった観点から、私の主観も交えてお話していきたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ!
・ワークライフインテグレーションってなに?
・ワークライフバランスに違和感を感じている
・なぜ今、ワークライフインテグレーションが叫ばれるのか
「ワークライフバランス」と「ワークライフインテグレーション」の違い
まずは、そもそも両者の言葉のなにが違うのかっていうところですね!
「ワークライフバランス」とはざっくり言うと「仕事とプライベート(趣味や家庭の時間)のバランスをしっかりとりましょうね!それが幸せな人生に繋がりますよ!」な考え方です。
これは「仕事、仕事、仕事!!」となっていた高度経済成長期から
「仕事とプライベートをちゃんと分けてバランスを取りましょう」という
考え方にシフトした際に生まれた言葉です。この考え方の裏には「仕事の対義語は生活」みたいなニュアンスが含まれています。
それに対して「ワークライフインテグレーション」とは
「仕事も生活も統合させて、どっちも楽しんじゃえば幸福度も上がるし、生産性も上がってお得じゃね?」っていう考え方です(笑)
ちなみに「インテグレーション(integration)」とは英語で「統合」という意味です。
つまり、今までは「仕事or生活」で一方に偏らないようにバランスをとっていたところを
「仕事and生活」という風に、仕事と生活(プライベート)を別々のものと考えるのではなく統合してひとつの人生と考えるべき!
という考え方です。
まとめると
ワークライフバランス=仕事と生活のバランスをとりましょう
ワークライフインテグレーション=仕事と生活を統合してまるごと「人生」としましょう
という違いがあるんですね!
なせ「統合」するの?
そもそも、なぜ仕事と生活を統合する必要があるのでしょうか?
仕事は仕事、生活は生活で分けてなにが問題あるのか、と思われると思います。
もちろん、そういう考え方でもいいんですよ!!
ただ、私は「仕事は生活のために仕方なくするもの」というのは非常にもったいない!
と思っています。
だって人生の1/3費やすんですよ?
睡眠で人生1/3使うので、仕事と睡眠で人生の2/3終わっちゃいます。。。
先ほど「ワークライフバランスの言葉の裏には『仕事の対義語に生活がある』」と言ったように
仕事と生活は別々であると考えることに、ストレスなく受け入れられるのであればなんら問題ないと思っています。
しかし、実際は生活の中に仕事があるので、仕事からのストレスを割り切って受けられる人とそうでない人に分かれるのではないでしょうか?
私は無理でした(笑)
そこで私は生活と仕事を分けるのではなく、ひとつの人生と捉えることで
仕事を充実させることで生活も充実していくことを目指すことにしたのです。
「仕事が生活に侵食してもいいってことは、昔の仕事一筋となにが違うのか」
というところなんですが、以前は高度経済成長期では「生活を犠牲にして」仕事をすることが当たり前になっていました。
しかし、それではその人の幸福度はもちろん、仕事における生産性の低下も発生するのです。
「ワークライフインテグレーション」では人生の充実感を増加させるために、多様な働き方をするなどでその人の仕事の充実感を上げることによって「仕事をただの生活資金稼ぎ」としない考え方となります。
なぜ今、ワークライフインテグレーションが叫ばれるのか?
リモートワークの推進や、SNSの発展、個人で収入を得る方法の多様化によって、働き方は実に多様化してきていますよね。
これによって、趣味でもお金になる可能性が爆発的に増加しました。
今は趣味でも、今後仕事になり得る可能性は十分にあるのです。
こうなってくると、単純に仕事と生活をキッパリと分けることに意味はなく、仕事と生活の境界線は曖昧になります。
ひとつの太い収入源に頼ることはリスクと言われる時代です。
複数の細い収入源を確保し、それぞれが嫌いじゃないことで収入が得られれば、生活の満足度も自然と上がるのです。
「嫌いなことで生きていかない」
これを実践し、充実した生活を送る際には、仕事と生活を統合していくことが必要になります。
ワークライフインテグレーションのデメリット
これだけいいことばかり言ってるように聞こえるかもしれませんが、もちろんこの考え方にもデメリットがあります。
①自己管理能力が必要不可欠
②会社としては正直、扱いづらい
③一般社会的にはまだまだマイノリティ
まず①「自己管理能力」ですが、仕事と生活の境界線が曖昧になると、体調管理や時間管理など全てが個人に任せられるようになります。
今まで学校や会社では「とりあえず行って勉強や仕事をする」だけで、時間がくれば基本的に帰宅して余暇を過ごす流れだったと思います。
これは境界線がハッキリしていたからこそでした。
しかし、この境界線が曖昧になるということは「いつ仕事をするのか」「どこまでするのか」「どんなふうにするのか」はすべて自己責任になります。
これが管理できないと、仕事と生活を統合しようとしてもうまくいかず、人生の充実度は上がらないでしょう。
次に②「会社としては扱いづらい」です。
これはイメージできるかもしれませんが、そんな自由な人は正直会社にとって扱いづらいことが多いでしょう(笑)
会社が求めているのは「自由な人」より「従順な人」だからです。
特に大きな企業になればなるほど、なかなか受け入れがたいものです。
最後に③「社会的にはマイノリティ」です。
②でも共通することなんですが、多様な考え方が受け入れられつつあるとはいえ、やっぱり今までと違う考え方はなかなか受け入れられにくいです。
これも時代の流れと共に変わると思いますが・・・。
まとめ
いかがでしたか?
私のブログでは、この他にも「よりよい人生を送るための方法」について紹介しています。
よければ他の記事も楽しんでもらえると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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