こんにちは、精神科ナースまさです。
皆さんはついつい「先延ばし」にしてしまう自分に困っていませんか?
「やったほうが良いのはわかっているけど、なかなか始められない。。。」
「先延ばしにしてしまうなんて、やっぱり自分はダメなんだ。。。」
そう思いながら先延ばしにしてしまうのもしんどいですよね。。。
しかーし!!
実はその「先延ばし」、ある研究によると「創造性の源」になるのだそうです!
つまり、先延ばしにすることによって「より良いもの」ができるということですね!
ほとんどのビジネス本では「とにかく1秒でも早く始めること」が書かれている一方で、反対の結果が出ている、面白い研究です。
今回は、私が読んでいるアダム・グラント著「Originals〜誰もが人と違うことができる時代〜」という本の「いいアイディアは放置から育つ」という部分を紹介していきます!
・先延ばししている自分に嫌悪感がある ・良いアイディアが思いつかない ・先延ばしで創造性を上げるコツを知りたい
放置で創造性が上がる理由
本書では、先延ばしにすることで創造性が上がる理由を次のように書かれています。
課題をすぐさま開始し、休憩したのちふたたび課題にとりかかった場合、すでに課題が進みすぎていて新しく考え直すことができなかった。課題のことをいったんちょっと考えてから、意図的に先延ばしにしたときにだけ、意外な可能性にまで考えがおよび、おもしろいアイデアが生み出された。
ある特定の戦略に固定するのではなく、さまざまなパターンを考える時間をつくることができたのだ。
Originals〜誰もが人と違うことができる時代〜 アダム・グラント著
つまり、頭の片隅に置いてから別のことをすると、新しい視点で考えることができてオリジナリティの高い結果が得られるということです。

ただ放置するだけでは効果なし!放置するコツ
ただし、本書ではただ放置するだけでは効果がなく、「あることを意識する必要がある」と書かれています。
それは「課題を頭の片隅に置いておく」ということです。
ただ先延ばしにしているだけでは、新たな視点からのアイディアは生まれづらく、課題を頭のどこかでイメージしながら先延ばしにする必要があるとのことです。
ただ後回しにすれば良いってわけじゃないんですね、残念。。。笑
意外?先延ばしクセのある偉人
ここで、本書でも紹介されている先延ばしでクリエイティビティを上げた人物を紹介します。
皆さんご存知のレオナルド・ダ・ヴィンチですが、「最後の晩餐」という有名な絵画のアイディア構想に約15年かけたそうです。その間も他のプロジェクトに取り組んで、様々な視点から着想を得たそうです。
15年ってすごいですね・・・。
小学生が社会人になるぐらいの年月ですよ?
ちょっと自分にはそこまで一つのことを放置できないですね笑
そしてもう1人が、エイブラハム・リンカーン元大統領です。
彼の有名な「ゲティスバーグ演説」が完成したのは、演説の前夜だったそうです。
もちろん正式な招待状は、前々からもらっていたのですが、秘書からは
「ふだんこういう仕事をするときと同じように、じっくりと検討して考えをまとめ、フレーズを頭のなかで形づくっていき、最終的に熟成されたものを書き出して、納得のいく形にしたのだろう」
と話されています。
つまり、この演説に限らず、先延ばしにしてアイディアを熟成していたということなんですね!
まとめ
もちろん場面にもよりますが「先延ばしは悪だ!」というのはもう時代遅れなのかもしれませんね!
本書ではこの他にも「誰もがオリジナルになれる方法とその理由」について書かれています。
時代の流れの早い現代だからこそ、知っておくべき内容が詰まっていますので、ぜひ一読してみてください!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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