こんにちは、精神科ナースまさです。
今回は、様々な研究から分かった「モチベーションがあがる最大の要素とはなにか?」についてお話していきたいと思います!
多くの人が仕事や勉強のモチベーションが上がらないことに悩んでいるのではないでしょうか?
正直「仕事や勉強にモチベーションなんかなくてもいい!」と私は思っていたのですが、それだとどうしても「やらされている感」がでてしまい、結局楽しくなかったり、有意義に感じられなかったりするんですよね・・・。
これが週5日、1日8時間以上続くと思うと、さすがにしんどい・・・。
充実感もないですし、そりゃもう無気力ですよ(笑)
みなさんも似たような無気力で生活していることはないでしょうか?
さすがにこれではまずいと思って、人間のモチベーションの要素について色々な本を読んでいたところ、分かりやすく書かれている本がありましたので、紹介させていただきます!
今回は本書に書かれているモチベーションの最大の要素という点に絞って紹介し、人間のモチベーションの核を知り、どのように日常生活に活用していけばいいのかを紹介していきたいと思います!
この記事はこんな人にオススメ!
・仕事や勉強がはかどらず、憂うつな感じがして続かない・・・
・感情論や根性論ではなく、根拠に基づいてモチベーションを高めたい
・充実した生活を送るコツを知りたい
参考
科学的な適職
モチベーションの最大の要素は「達成感」だった!
いきなり今回の答えになるのですが、近年の様々な研究結果から「モチベーションの最大の要素は『達成感』であること」が分かっています。
研究はいくつもあるのですが、有名なところですとハーバード大学の研究が挙げられます。
研究チームが実際に7つの会社から238人の会社員を集めて、全員のパフォーマンスの変動を12000時間にわたって記録し続けたそうです。
その結果「少しでも仕事が前に進んでいると感じたときに、人間のモチベーションが最も高まること」が分かりました。
ちなみに、仮説の段階ではおよそ95%のマネージャーが従業員のやる気を高めるベストな方法として「給与を与えて褒めること」と挙げていたそうです。
つまり、管理職としては「給料をあげて、褒めればパフォーマンスが上がる」と思っている人がほとんどですが、実際は「仕事が前に進んでいると感じられるか=達成感がパフォーマンスを上げる」ことが分かりました!
達成感の錯覚に関する実験
いきなり「達成感が大切ですよ!」とドヤ顔で言われても「いや、そんなの感じられれば苦労しませんよ!」ってなりますよね(笑)
そこで、もう少し具体的に実験した例がありますので、そちらも紹介します。
コロンビア大学の実験で、被験者たちに次の2つのパターンの「特定のカフェで使えるスタンプカード」を渡して、スタンプの貯まるスピードを比較しました。
①「コーヒーを10杯買えば無料で1杯サービスになる」と書かれたスタンプカード。
②既に2つのスタンプが押してある状態で、「コーヒーを12杯買えば無料で1杯サービスになる」と書かれたスタンプカード。
どちらも結局は10杯のコーヒーを買わなければ1杯無料にならないので、結果に差はないように思えますよね?
しかし、結果としては②の「すでに2つのスタンプが押されたスタンプカードのほうが貯まるのが早かった」んです。
このような結果になった理由として「すでに2つのスタンプが押してあったことで、『進んでいる』という錯覚が生まれ、その感覚がモチベーションを高めた(スタンプカードの貯まるスピードが速くなった)」と考えられています。
客観的に見れば「いやいや、結局10杯買わなきゃいけないじゃん!」って思うのですが、実際は「進んでいる感覚」や「小さな達成感」が錯覚で感じているだけでモチベーションが上がるんですね。
「小さな達成感」を現実に感じるには?
これらの結果から、実は「達成感」と言っても大きなことを成し遂げたとき以外でも感じることができて、モチベーションに良い影響を与えることが分かりました。
では、実際に日常生活で「小さな達成感」を得るためにはどうしたらいいのでしょうか?
これはその人の生活の中で自分なりに応用していく必要がありますよね。
しかし「小さな達成感」を得ることはそんなに難しいことではありません。
だって、錯覚でも良いのですから(笑)
そこで、もう少し具体的に「小さな達成感を感じてモチベーションを上げる方法」について2つ紹介していきます。
周りとではなく、過去の自分と比べる
達成感を感じるときって、どんなときでしょうか?
ゲームではレベルアップして、新しい魔法や装備が使えるようになったり、倒せなかった敵や強そうな敵を倒せたとき。
以前は分からなかった問題が解けるようになったとき。
時間がかかっていた作業が、前よりも早く終わらせられるようになったとき。
いろいろあるとは思いますが、本質的には「過去の自分よりも成長を実感した時」ではないでしょうか?
多くの人は他人と比べます。
しかし、達成感は他人と比べて得られるものではないのです。
本書で取り扱っているような「小さな達成感」を感じようとするのであれば、なおさら過去の自分と今の自分を比較することが大切になります。
「スマホやパソコンの機能が前よりも使えるようになった。」「料理が少し上手になった。」「タイピングが少し早くなった。」「イライラしにくくなった。」などなど。
本当に些細なことですが、以前の自分と比べるとできるようになっていることは多いのではないでしょうか?
結果を見える化する
以前の自分と比べることを知った次には、結果を「見える化」できるようにしてみましょう!
なぜ「見える化」するのかというと、単純に成長が分かりやすいからです!
以前の自分と比べることで、確かにできるようになったことは多いでしょう。
しかし、実際はそれだけで達成感を得ることは結構難しいです。
なぜなら、小さな達成なのでほとんどの人が「だからどうしたって言うんだあああ!」って自分を責めるからです(笑)
そこで数字を見える化するのです。
例えば、ゲームが面白いのはなんででしょうか?
先程も例に挙げましたが、レベルアップやスキルアップが分かりやすいからなんですね。
「以前は倒せなかった敵が倒せるようになった。」「FPSでキルレが上がった。」などなど、達成感を感じて継続しやすい仕組みになっているのです。
では、現実世界で小さな達成感を得るためにどんなことを「見える化」すればいいのでしょうか?
例えば、時間ですね。作業が速くなるのであれば、作業にかかる時間が減るので、短時間でできるようになったことが分かりやすくなります。
また、フリーランスや自営業の方なら収入の増減が分かりやすいでしょう。
解いた問題数でもいいですし、読んだ本の数もいいでしょう。
SNSなら、フォロワー数や投稿数など、現代では様々な結果を見える化することが可能になりました。
このように、結果を「見える化」することは、単純な自分の能力の証明だけではなく、自分自身の達成感を感じるためにも必要なことなんですね!
まとめ
モチベーションは「小さな達成感」で作ることができるんです!
今回参考にさせていただいた本「科学的な適職」はアマゾンのキンドル・アンリミテッドで読むことができます。
30日間は無料で読めますし、この本以外にも有益な本が200万冊以上読めて月額980円ですので、ぜひ利用してみてください!
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