あなたの幸福度は何点?~科学的に幸福度が図れる時代が来たってよ!~

ポジティブ心理学

こんにちは、精神科ナースまさです。

あなたは今、幸せですか?
YesでもNoでも、実はこれが客観的に測れることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

近年では特に世界中で「人間がより良い人生を送るため」の研究が盛んになっているそうです。
日本でも例外なく、その傾向は強くなってきております。

しかし、数字では見えない部分だからこそ、なにをどのように改善していけばいいのかも分かりにくいのが現実です。

そこで慶應義塾大学大学院のシステムデザイン・マネジメントの教授であり、日本でポジティブサイコロジーについても研究されている前野 隆司教授は
客観的に幸福度を測る方法を考え、実現しました。

今回は、その「幸福度を測る16の質問」と活用方法について紹介していきたいと思います!

この記事はこんな人にオススメ!

・幸せになりたいけど、自分になにが足りないのかよくわからない
・幸せについてゲシュタルト崩壊起こしてしまっている
・客観的に自分は幸福なのか知りたい

参考文献

幸せのメカニズム

看護のためのポジティブ心理学

幸せの4因子

まず、人が幸せに感じるために必要な因子は4つあると前野 隆司教授はお話しています。

その4つとは
「やってみよう」因子
「なんとかなる」因子
「あなたらしく」因子
「ありがとう」因子
です。

「やってみよう」因子は、「あれをしてみたい」「こんな風になりたい」など、夢や目標などの「なにかを始めるときのモチベーション」です。
これがないと、新しいことに対して前向きに考えられず、ワクワクして人生を送ることが出来なくなってしまいます。

「なんとかなる」因子は、「まぁ、いっか」「とりあえずやってみよう」といった「楽観的な視点」です。
これがないと、全てのことを重くとらえてしまい、なかなか前に進めないだけでなく、楽しめない状態になってしまいます。

「あなたらしく」因子は、「自分軸をもつ」「色んなやり方があるし、自分はこのやり方でやってみよう」といった「自分らしさ」です。
これは、自己肯定感にもつながり自分に必要なことを冷静に見極める第一歩にもなります。

「ありがとう」因子は、その名の通り「感謝できるか」ということです。
これは、感謝によって仲間など、人と人とのつながりを感じるときに必要な因子になります。(いわいるオキシトシン的幸福)

そして、「幸福度を測る16の質問」に答えることで客観的に知ることが出来ます!

幸福を測る16の質問

では、下記に質問を載せますので7段階で評価していってください!

1. 私は有能である              

2. 私は社会・組織の要請に応えている          

3. 私のこれまでの人生は、変化、学習、成長に満ちていた      

4. 今の自分は「本当になりたかった自分」である

5. 人の喜ぶ顔が見たい      

6. 私を大切に思ってくれる人たちがいる      

7. 私は、人生において感謝することがたくさんある  

8. 私は日々の生活において、他者に親切にし、手助けしたいと思っている

9. 私はものごとが思い通りにいくと思う      

10. 私は学校や仕事での失敗や不安な感情をあまり引きずらない            

11. 私は他者との近しい関係を維持することができる

12. 自分は人生で多くのことを達成してきた

13. 私は自分と他者がすることをあまり比較しない

14. 私に何ができて何ができないかは外部の制約のせいではない

15. 自分自身についての信念はあまり変化しない

16. テレビを見るとき、チャンネルをあまり頻繁に切り替え過ぎない

(いずれも、1 全くそう思わない、2 ほとんどそう思わない、3 あまりそう思わない、4 どちらともいえない、5 すこしそう思う、6 かなりそう思う、7 とてもそう思う の7段階で回答します)
引用元:http://lab.sdm.keio.ac.jp/maenolab/questionnaire_about_happiness.htm

1~4が「やってみよう」因子
5~8が「ありがとう」因子
10~13が「なんとかなる」因子
13~16が「あなたらしく」因子

となります。

幸福度を客観的に見られるメリット

実際に測ってみて、どうでしたか?

注意していただきたいのが、この数字を「他人と比べるわけではない」ということです。

数字がでると、他の人の数字も気になって、ついつい平均値とか見てしまいますよね。
しかし、幸福度に関しては他人と比較することで簡単に低下することが分かっています。
そして、この幸福度を客観的に数字化することは、他人と比較するためではありません。
「どんなことが自分の幸福度に影響しているのか」を知り「自分にはこれから何を意識するべきなのか」を考えるための質問になります。

つまり、自分の幸福度を数字化できることで
・現在の自分が感じていることを知れる
・これからどんなことに意識するといいのかが分かる
というメリットがあります。

実際にでてきた数字の中から、自分が低かった点数はありませんか?
それを改善するためには、どんなことが意識できるでしょうか?

このように考えていきましょう!

まとめ

自分の幸福を左右するものを知り、数字化することで
自分になにが必要なのかを考えていきましょう!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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