「パーキンソンの法則」を知って、仕事の効率があがって貯金もできるようになる!?

身近な心理学

こんにちは、精神科ナースまさです。

みなさんは「パーキンソンの法則」って知ってますか?
(医療者の方ならパーキンソン病をイメージするかもしれませんが、それはまた別物です・・・)

「やるべきことがあるのになかなか始められない・・・」
「いつも残業をしてしまう・・・」
「貯金を使い切ってしまう・・・」

これらの悩みは「パーキンソンの法則」を知ることで解決できるかもしれませんよ!

この記事はこんな人にオススメ!

・貯金ができなくて困っている
・なかなか仕事が進まないことに悩んでいる
・日常に潜む心理学の法則が知りたい

パーキンソンの法則って?

まず、さっきからでている「パーキンソンの法則」ってなんぞや?ということですが、
とっっってもざっくり言うと
持っているもの(お金や時間)はすべて使い切ってしまう」という法則です。

この法則には2つあり
第1法則に「仕事の量と時間
第2法則に「収入と支出
があります。

第1法則 「仕事の量と時間」

これは「与えられた仕事は制限時間いっぱいまでかかる(仕事量が膨張する)」ということです。

例えば
「30分で終わる仕事でも、1時間の制限時間が設けられたら完成までに1時間かかってしまう」
「夏休みの宿題をいつもギリギリまでかかってしまう」
みたいな感じです。

時間に余裕があると感じると、手を付けるまでに時間がかかったり、不必要な確認作業をしてしまうなどがあり、最終的には時間ギリギリまでかかっちゃうんですね。

第2法則 「収入と支出」

これは「支出は収入のいっぱいいっぱいまでかかる(支出が膨張する)」ということです。

例えば
「なかなか貯金ができない」
「月5万円まで使っていいとなると、5万円すべて使い切ってしまう」
みたいな感じです。

収入が増えても、それだけ支出も増えてしまうんですね。
これは先ほどの「時間」が「お金」に置き換わっていると考えられます。

法則に対する対策方法は?

パーキンソンの法則を理解したことで、次にその対策を考えていきましょう!

第1法則の対策

はじめに、「与えられた仕事は制限時間いっぱいまでかかる(仕事量が膨張する)」ことの対策です。

「少し余裕がない」くらいの期限を「自分で」設ける

そもそもパーキンソンの法則は人間の癖みたいなものなので、
それを利用して「本来の期限とは別で期限を決める」という方法です。
あえて制限時間を短くすることで、その短くなった制限時間内で作業が終えられるように進めるのため、無駄な確認作業や取り掛かりまでの時間短縮、作業効率アップが図れます。

しかし、ここでも余裕をもって期限を設けてしまことで結局はギリギリまでやらなかったり、「本来の期限はまだ先だし、別にこの期限までに終わらなくてもいっか」と思うと効果はないので、
少し余裕がない」くらいの期限を「自分で」設けましょう!

「なにをするのか」と「ゴール」を明確にする

一口に「仕事」といっても細かく分類できますよね?

資料作りを例にしても
「データ収集」や「本文の書きだし」「装飾」や「原稿」などに分けられます。
そして資料を作る目的(ゴール)は「商品の魅力を伝えるため」だったり「自分の計画を分かりやすく伝えるため」など。

このように自分がする仕事の内容を細かく分類し、ゴールを明確にしておくことで
「取り組むまでの速度を上げる」
「中だるみを防ぐ」
「ゴールまでの迷子を防ぐ」
ことになり、無駄を減らすことにつながります。

第2法則の対策

次に「支出は収入のいっぱいいっぱいまでかかる(支出が膨張する)」ことの対策です。

自分の生活コストを知る

まずは「自分はどのくらいのお金で生活できるのか」を知りましょう。

そのためには普段は「何に」「どのくらい」お金を使っているのかを知る必要があります。
とくに最近ではサブスクタイプ(月額で払うもの)が多く、それらの積み重ねで知らないうちに結構な額を毎月費やしていることがあります。

例えば「ネットフリックス」や「アマゾンプライム」、「音楽サービス」「ゲームのネットワークサービス料」などなど。
それぞれは数百円~数千円ですが、複数が毎月となるとまぁまぁな額だったりします。

あとは「スマホ代」「外食費」「服やバッグなどの装飾品」など
実は「もう少しコストを抑えられるのに抑えていない」ことはないでしょうか?

このように「パーキンソンの法則で膨張している支出がないか」を見直すことで「自分の生活コスト」を抑えることが出来ます。

貯金分は「ないもの」として考える

「収入が増えた」「生活コストを見直した結果、少しお金が浮いた」ぶんがでたとしても、時間が経つと知らない間に使ってしまうものです。(まぁそれはそれでいいのですが笑)

ですので、オススメは別口座を作って「ないもの」として貯金するのが良いでしょう。
これによって、パーキンソンの法則が働いたとしても別口座のお金を使うリスクを減らせます。

蛇足ですが、最近では「貯金は悪。投資に回せ」というような風潮がありますが、
それはあくまで「過貯金」の場合です。
自己投資にしても株式投資にしても必ずリスクはつきものです。
使った分が返ってくる保証は全くありません。
しかし、貯金しすぎももったいないのは事実です。
ですので、目安としては
「今から収入がなくなっても半年は生活できるぐらいの貯金」ができてから考えましょう。

まとめ

「パーキンソンの法則」を知り、人間の癖を理解して上手に付き合っていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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