こんにちは、精神科ナースまさです。
みなさんは「マルチタスク」は得意ですか?
マルチタスクとは、2つ以上の作業を同時に進めることです。
例えば「同僚と話しながら資料を作る」「運転をしながら電話する」などです。
また、作業だけでなく思考もマルチタスクに入ります。
看護師でいうと「点滴を留置しながら次にするべき仕事を考える」などです。

マルチタスク苦手なんだよね~。
でも、バリバリに仕事こなす人ってイメージ。羨ましいなぁ。
そんな人も多いのでは?
しかし、実はほとんどのできる人は「マルチタスクをしている『ように見えるだけ』」なんです。
近年の研究で、マルチタスクのデメリットの大きさが分かっています。
今回の記事では、マルチタスクのデメリットと解決方法についてお話していきます!
この記事はこんな人にオススメ!
・マルチタスクが苦手!
・効率よく他の作業もできるようになりたい!
・いつもマルチタスクをしてしまっている。
マルチタスクのデメリット
ロンドン大学の研究では作業中にメールや電話が入ってくると、IQが10下がった、という研究結果がありました。
これは徹夜明けのIQと同等レベルになります。
また、マルチタスクによって生産性が最大40%下がることも分かっています。(https://hbr.org/2010/05/how-and-why-to-stop-multitaski)
他にも
一つのことに集中できていないと満足感も減り、日常の幸福度に悪影響を与えることも分かっていたり
食事中に動画を観るなどの「ながら食べ」をすると満腹感が得られにくく、摂取カロリー量も増え肥満になりやすくなるそうです。
デメリットを要約すると
マルチタスクによって
IQが下がり生産性も落ちて、満足度も減り、太りやすくなる!
ということです(かなり強引ですが(笑))
その他の参考(https://www.infoq.com/news/2009/09/study-multitasking-performance/)
マルチタスクをしないための解決方法
とはいえ、仕事においてマルチタスクを完全に辞めるのは難しいでしょう。
では、バリバリこなせているように見える人はどうしているんでしょうか?
それが、「タスクを切り替える」です。
複数のことを同時にするのではなく、一つのことに集中し、区切りをつけて、また別のことに集中する。
こうやって、シングルタスクを切り替えているのです。
先ほど紹介したロンドン大学の研究では、マルチタスクをしないための方法として
・関係ない電子機器の電源を切る
・締め切りをかなり短めに設定する
ことを解決策としています。
私の身の回りで上手にタスクを切り替えている人は
急に情報が入ってきても「キーワードをメモして置いておく」などの対策をしている人もいました!
脳は記憶を留めてくことが苦手で、記憶することに脳のメモリがかなり持っていかれるので
メモを書いておくことで
他の作業にシングルタスクとして集中できるようにするのは賢いなぁと思いました!
解決方法をまとめると
- タスクを切り替える
- 関係ない電子機器の電源を切る
- 締め切りをかなり短めに設定する
- キーワードをメモして置いておく
マルチタスクをやめたい人にオススメの本

こんなうっすい情報じゃ物足りない!
って方にはぜひこちらの本を読むことをオススメします!
より具体的にマルチタスクのデメリットや解決方法について書いてありますので、明日から実践できて生活の満足度を上げることができるでしょう。