こんにちは精神科ナースまさです。
今は「合理的・論理的」であることが正しいという傾向があります。
特にインターネットの発展で情報が簡単に手に入るようになったことで、より正しく・より分かりやすく物事を運べるようになることが良いとされています。
一方で人間自体はどうでしょうか?
矛盾している自分に疲れたり、悩んだりしことはありませんか?
「しないといけないことをせずに、動画やゲームに夢中」
「運動はした方がいいけど、メンドくさい」
「嫉妬はしない方がお互いラクなのに、パートナーに嫉妬したり」
あまり合理的とは言えない想いを抱えたことがあるのではないでしょうか(笑)
こういった矛盾があることに気付くとモヤモヤしますよね。
「自分はなんてだめなんだ」と自己肯定感が下がることも・・・。
今回は、そんな風に感じた時に読んでほしいお話をしていきたいと思います!
今回の記事はこんな人におすすめ!
・周りの人が矛盾だらけでしんどい・・・
・自分自身が矛盾だらけですっきりしない・・・
・「理想の自分」と「現実の自分」の差がありすぎでしんどい・・・
そもそも人間は矛盾した生き物
そもそもなんですが、人間っていうのは矛盾している生き物なんです(笑)
3大心理学者の一人と言われているユングは「人間の性格は『二律背反構造』である」と言っています。
この「二律背反構造」とは
「矛盾しているからこそ成立していること」という意味です。
いわば、光と影、コインの裏と表みたいに、反対の存在があるからもう一方の存在があるということです。
朝がなければ夜の概念はありません。
このように人間は「ネガティブな側面」があるから「ポジティブな側面」があり、そして場面によってはそれが入れ替わったりするものなのです。
矛盾はその人の「個性」
人間の性格で100%外向・100%内向ということはありえません!
両者のバランスの違いはあれど、両方を持っているのが人間です。
そしてこのバランスが個性を生み出すのです。
「子どもっぽい自分」と「大人っぽい自分」
「合理的な自分」と「非合理的な自分」
矛盾を自覚している人はこれらのことに気付けている、ということになります。
だからこそ苦しむのですが・・・。
しかし、これに気付けるということは、しっかりと自分と向き合えている証拠でもあるのです。
そこは自分で自分を褒めてあげてください!
矛盾がなければ人間じゃない
以前の記事でも紹介したように、人は「一貫性」を好みます。
ですので、矛盾があるとモヤモヤしてしまうのです。
だから、そのモヤモヤを解消するために他人のせいにしたり言い訳をしたりして、なんとかその矛盾を解消しようと必死になります。
しかし、そもそも人間は「矛盾している」ことを前提に考えてみてはいかがでしょうか。
それは簡単なことではありませんが、「矛盾している自分」「矛盾している他人」が存在していることはむしろ当たり前なのです。
この前提を受け入れられないことには、なかなか前に進めません。
矛盾との付き合い方
矛盾があることを前提に考えることができるようになると、もう少し冷静に考えることが出来るようになります。
そうなると、矛盾している両方の考えを受け入れることが出来るようになるので気持ちが穏やかになりやすいです。
そのうえで「自分の目標を見失わずに達成する」には、どのような環境的工夫が必要でしょうか。
ダイエットをするために、家にはヘルシーな物しか置かないようにしたり、友人とジム通いを約束したりするのもいいでしょう。
このように環境的な工夫をすることで、矛盾した自分を受け入れつつ目標を達成できるようにすることが健康的な矛盾との付き合い方なのではないでしょうか。
まとめ
・矛盾してて当たり前!人間だもの。
・矛盾は個性!
・環境的工夫をして矛盾と正しく健康的に付き合っていこう!
以上が今回私からお伝えしたかったことになります!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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