「努力」は「遺伝子」に勝てないの? 1997年公開 映画<ガタカ>が刺さった!

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こんにちは、精神科ナースまさです。
今回は1997年公開の映画「ガタカ」が個人的に深くて面白かったので
あらすじと個人的に刺さったポイントを共有させてください!
ネットフリックスにもありますので、よかったら観てみてください。

映画はちょっと難しいかもしれませんが、私の話はそんなに難しい話じゃないので安心してください(笑)
あと、私は精神論があまり好きじゃないので
「努力は遺伝子に勝てます!」とか言うつもりもありません(笑)

最近では減りましたが、それでもまだ
成功するためには、なにか特別な能力やスキル、幼少期からの努力が必要で、凡人が成功するのは難しい
と思う人が多いのではないでしょうか?

実際、私も凡人(なんなら凡人以下ですが。。。)なので、自分と同年代の人や若い人たちが活躍しているのを見ると、劣等感を感じるものです。

同じ人間でも能力や耐性に差があるのは、遺伝的要素も大きいことは皆さんもご存知だと思います。
以前に私が紹介したように、思考傾向に関してもポジティブ思考傾向な人とネガティブ思考傾向な人には遺伝的に違いがあるのも事実です。
(その記事はコチラ!)
近未来では遺伝子操作で優秀な遺伝子だけを残せるようになるかもしれません。
(倫理的に大きな問題はあるでしょうが。。。)

このSF映画「ガタカ」の中では、遺伝子操作が一般的になっており、遺伝子至上主義の世の中が舞台になっています。
同年代に公開されたSF映画は「ジュラシックパーク」「メン・イン・ブラック」などのバチバチのアクションが主流でしたが、
本作にはアクション要素は皆無で、当時の興行収入でみても赤字だったそうです。
しかし、本作の評価は今もなお高く、NASAにも評価されたことがあるほど名作となっております。

そんな隠れた名作を元にお話しさせていただきたいと思います!

Gattaca (1997) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers

映画「ガタカ」ってどんなお話?

前述しましたが、本作では近未来の遺伝子至上主義を舞台にしております。
DNA操作されて優秀な遺伝子を持って生まれた子供を「適正者
自然分娩で生まれて、優秀な遺伝子を持っていない子供を「不適正者
とされて、生まれた瞬間から推定寿命なども算出されシステムによって管理される世の中です。
当然のように「適正者」が優遇される世界で「不適正者」は冷遇される未来が待っています。
主人公ヴィンセントは、両親の意向で自然分娩で生まれて「不適正者」の烙印を押されるところから始まります。
生まれつき虚弱体質で30歳までの寿命と宣告され、「適正者」との外見や能力の差を見せつけられたヴィンセントの両親は
弟アントンは「適正者」として産むことにしました。

弟を含めた「適正者」には全てにおいて劣っており、ヴィンセント自身も「不適正者」の生きづらさを抱えていました。
そんな子供のある日、兄ヴィンセントと弟アントンは遠泳勝負をすることになります。
度胸試しも兼ねていたこの勝負に、「不適正者」ヴィンセントは人生で初めて「適正者」の弟アントンに勝利しました。
ヴィンセントは宇宙飛行士になることを夢見ていましたが、宇宙飛行士は「適正者」にのみなることが許されており、
適正者との埋めようのない隔たりを感じながら、成長していきました。

大人になっても諦めきれないヴィンセントは、違法のDNAブローカーと接触し、海外の事故によって脚の自由を失い選手生命を絶たれた「適正者」ジェロームと出会います。
ヴィンセントはジェロームの日常生活援助をして、金銭的支援をする代わりに
髪や指紋などの生体情報を偽装して「適正者のジェローム」として、ヴィンセントは宇宙局「ガタカ」の就職を試みます。
「適正者」のジェロームだと信じた宇宙局は、あっさりとヴィンセントをガタカの局員として入職します。

入職後も日常的に厳しい生体認証があり、髪や血液、尿、指紋、虹彩などのあらゆる情報から「不適正者」であることがバレないように
毎日入念な努力を重ねました。
同時に周囲の「適正者」に劣らない結果を出し続ける努力もして、ついにタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれます。

探査船が出発間近となったある日に、ヴィンセントの上司が殺される事件が起きます。
その際に事件現場の近くから「不適正者」のヴィンセントのまつ毛が発見されてしまいます。
より厳しくなった生体調査もなんとか潜り抜ける日々の中、犯人が殺害を自供したことで事件は解決しました。

しかし、捜査官の一人であった弟アントンは兄ヴィンセントの不正を暴こうとして、ついに対面します。
昔にした遠泳勝負で、ヴィンセントが負けたら秘密をバラすということになりますが、ヴィンセントはまたも勝利します。

宇宙への出発当日、探査機に乗り込む直前に抜き打ちの生体検査がありました。
ジェロームのサンプルを持っていなかったヴィンセントは、諦めてすべてを話します。
しかし、担当の検査官は「息子が君のファンなんだ。あの子は遺伝子の問題があってね。」と打ち明けました。
検査官が検査結果をジェロームの物に書き換えて、ヴィンセントは探査船に乗り込み宇宙へ旅立っていきます。

この映画の刺さったポイント!

努力で遺伝的優劣を乗り越える熱い話なのに、なぜか悲しい!

このお話は全体を通して非常に悲しい雰囲気です。
大筋で考えれば、よくあるスポ根のように「努力で勝利を掴む!」みたいな話なんですが、遺伝的な優劣に関しては努力の範囲を超えており、この溝が埋められないシーンが頻発するのも悲しさを演出しています。
私たちが生活している上でも、埋められない溝を感じることがあると思います。
これを如実に再現していることが、私にとってもしんどかったです。。。

やっぱり遺伝的素因が大きい一方で、「それだけじゃない!」と思わせてくれる!

悲しさもある一方で、「自分の目指したことへの執念」や「なんとしても乗り越えようとする努力」はやっぱり私たちに勇気をくれます。
遺伝子で決まっているから・・・」と私なら思ってしまいそうですが、これを乗り越えるために必要なことを考えて実行することは、遺伝子ではなく自分の意志なんだと思わせてくれます。

社会が無意識に「差別」を生み出していることの風刺を感じる!

最近ではLGBTQや性差、国籍の差別などについての理解が進んでいるように思います。
これらは差別をなくすために大切な考え方だと思います。
その一方で、それら運動がより差別を助長しているように感じるときもあります。
差別を無くそうとしていることが「」で、なにも考えていないことが「」とされているように感じるのです。
このように(ある種仕方がないことではあるのですが)社会の無意識の中で「優劣の差別」が生まれているのかもしれませんね。
このように考えると「差別」って永遠に無くならないんだろうなぁって思ったり・・・。

まとめ

あらすじでかなり長くなっちゃいましたがいかがだったでしょうか?
1990年代にしては珍しく、派手なSF映画ではありませんが
後世に残る名作だと思います。

ぜひ、みなさんも観てみて良ければ感想も聞かせてください!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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