こんにちは、精神科ナースまさです。
あなたがしているお仕事は楽しいですか?
「楽しくない!」
「仕事やめたい。」
「お金のためだけに働いている。」
「仕事に行きたくない。」
いろんな声が聞こえてきそうですね。
実際私も、仕事がイヤで仕方がない日々を送っているのですが、そこで「ジョブ・クラフティング」という考え方を知りました。それを今実践中で、振り返ってみると仕事への嫌悪感が軽減していることに気付いたので、みなさんとシェアしていきたいなと思います!
今回の記事はこんな人にオススメ!
- 転職はめんどくさいけど、今の仕事も楽しくない。
- 仕事に行くのが憂鬱で仕方がない。
- やりがいを感じられない。
ジョブ・クラフティングの目的
ジョブ・クラフティングの目的を簡単に言うと
「今やっている仕事の『やらされ感』を無くして、自発的に働き甲斐を感じられるようにする方法や考え方をみにつけよう!」
みたいな感じです。
経営学者であるピーター・ドラッカー氏の有名な話で
石を積んでいる3人の石工に「なにをしているのですか?」と質問した。 Aは「親方の命令で石を積んでいる」と言い Bは「石を積んで塀を作っている」と言って Cは「人々がお祈りできる大聖堂を作っている」と言った。
A,B,Cの誰が一番幸せに働いていると思いますか?
そうです。Cが最も生き生きと働くことが出来ているんですね。
同じ「石を積む」という行為をしているのですが、この3人の中で幸せそうに働いている人とそうでない人に分かれるのです。
ジョブ・クラフティングの目的はこのように「自分で納得して、有意義感をもって仕事をできるようになる」ことで結果的に「仕事が楽しい」と思えるようになることです。
綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、どうせ働くならCみたいに生き生き働きたくないですか?
ジョブ・クラフティングのやりかた
では実際にどのようにしていくのかを簡単に説明していきます。
前もって言わせていただくと、残念ながら「こうすると仕事が楽しくなるよ!」という正解はありません。
人がどの部分に「やりがい」や「楽しさ」を感じるかは人それぞれなので、ジョブ・クラフティングでは、どのようにそれを見つけるかが大きなカギになります。
自分の仕事を書き出す
まず、ペンとノートでもいいですし、スマホでもいいので、自分のしている仕事とその内容を書き出しましょう。
時系列に沿って書き出してもいいですし、ただ単に箇条書きでだしていくのもいいでしょう。
その仕事をする動機や自分の思い・強みを考える
仕事の動機や自分の思い、強みを書き出してみましょう。
自分の内面と向き合って
「なぜこれをしたいのか」
「この仕事を通してどんな自分になりたいのか」
「他の人は苦なのに、自分にとって苦ではないことはなにか」
を掘り下げていきます。
これらを踏まえて「仕事の捉え方」を変えてみる
この2つのステップで書き出したことを見て、どんな風に仕事の捉え方を変えられるかを考えてみましょう。
今の仕事や業務と、自分の動機や思い、強みを紐づけしていくことで、先ほどの話のCのように「自分のしていることの有意義さ」を感じることができるようになることが目的です。
注意として、すぐには「自分のしていることの有意義さ」には気付けないことを心に留めておきましょう。
これまで気付かなかったことに対して、いきなり挑戦して効果を実感できるのは難しいからです。
ジョブ・クラフティングのコツ
やり方を説明しましたが、正直にいって実際に書き出す人は本当に少ないと思います。
ですので、そこまでしなくてもいいので、あなたに知っていおいてほしいことがあります。
それは「大きく変える必要はない」ということ。
「自分の強みや動機」と聞くとほとんどの人が「そんな立派なものはない」と断言します。
しかし、それは「知らないだけ」であって「ない」ということはありえないのです。
ですので、実際に時間を作って知っていく必要があるんですね。
そうやって自分を知ったうえで、今の仕事や業務に対して小さな工夫を積み重ねていくことで「達成感」や「やりがい」につながります。
大層な言葉を使わずに言うと「ゲーム」みたいなものだと思ってください。
初期の雑魚モンスターを倒していくだけでは、なにも面白くありませんよね?
様々な敵を倒して、色んな町や人と出会って「成長」していくから楽しいのです。
まとめ
今の仕事が楽しくないと思ったらジョブ・クラフティングを試してみましょう!
無理は禁物ですけどね(笑)
「結局、また変われそうにないなぁ」
と思ったかもしれませんが、このブログを通して、憂鬱な仕事についての考え方や捉え方が少しでも変わってくれると嬉しいです!
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