「成功する与える人」と「失敗する与える人」

幸せのコツ

こんにちは、精神科ナースまさです。

最近はよく
「与える人になりなさい」
「成功しているのは与えることができる人です」と耳にしますよね。
これはアダム・グラント著「Give&Take~与える人こそ成功する時代~」という本が売れたことで、「与える人=成功者」という考えの傾向に拍車をかけたからだと思います。
実際、与えられる人は与えるだけの豊かさや余裕がないと与えられないですし、やっぱりカッコいいですよね(笑)
そして「与える」とは単にお金や情報などだけではなく、自分の時間や労働力なども含んでいるので、多くの人がすでに「持っている」んです。
それを自分を顧みずに与えていくことこそが美徳で、成功の秘訣なんだ!

・・・・と思っていませんか?

残念ながら、そのように考えていると「失敗して燃え尽きてしまう人」になります。
実は「与える人(ギバー)」にも「成功するギバー」と「失敗して燃え尽きてしまうギバー」がいるのです。

今回は「成功するギバー」と「失敗するギバー」の違いを説明し、「成功するギバー」のなり方をシェアしていきます!

与える人(ギバー)バランスをとる人(マッチャー)受け取る人(テイカー)

「与える人」話をする前に「それ以外」についても説明していこうと思います。

前述した本の中には
与える人(ギバー)の他に
ギブとテイクのバランスをとる人(マッチャー)
受け取る人(テイカー)の合計3種類でてきます。

では、一番成功している人に多かったのはどのタイプでしょうか?

答えはもちろん「ギバー」です。

でも、実は一番失敗している人に多かったのも「ギバー」なんです。

同じ「ギバー」でもなにが違うのでしょうか?

違いは「自己利益」?

「与える人」と聞くとみなさんはマザーテレサやイエス・キリストなど、自己犠牲をしてもなお与え続ける人をイメージするのではないでしょうか?

しかし、現代の成功しているギバー達は「自己利益」も同時に求めます。
つまり、自分も大切にするということですね。

自分の時間や私財をただ単にあげているだけでは大きな貢献はできませんし、気力も体力も私財も底を尽きてしまうのは避けられません。

「え、でも自己利益を求めたらテイカーじゃない?
と思いますよね?

私が分かりやすいなと思った例は「NPO法人」です。
NPO法人は社会貢献をメインとして、様々なボランティアや活動をされています。
しかし、NPO法人であっても活動を続けるためにスタッフの給料であったり、活動資金など社会貢献を続けるためにも「お金」や「物資」「時間」などが必要ですよね。
つまり、社会貢献をするために「自己利益」がないと続けられないし、燃え尽きてしまうのです。

ここでいう「自己利益」とはお金や物資だけでなく、社会貢献の精神的エネルギーになる感謝」や「社会への貢献感」なども含まれています。

このように「成功するギバー」の特徴は「『自己利益』を出しながら『与えられる人』」なんですね。

燃え尽きない!成功するギバーの具体的なルール

人助けは「まとめて」する

毎日毎日人助けをするのは、めちゃめちゃしんどいですよね。
実際、社会貢献は毎日するよりも週に1日だけするほうが、満足度が高く続きやすいことが分かっています。

1か月の間で時間や期間などの上限を決める

時間の制限を設けずに与え続けるのは、大きな負担にもなりますし不満感が出てきてしまいます。
自分自身で時間や上限を設定し、その範囲内で行うことを意識すると、限られた時間で「一生懸命やろう!」と意欲も湧いてきやすくなります。

周囲からのサポートを受ける

「与える人」になる人は、他人からのサポートを受けるのが下手であることが多いです。
しかし、それでは身体的・精神的にストレスをうまく受け流すことが出来なくなってしまいます。
しっかりと経験の多い人や身近な人にも相談してサポートを受けましょう。

まとめ

与えられる人は本当に素晴らしいと思います。
成功者の特徴でもありますし、そもそも与えられない人は成功しませんよね。

燃え尽きてしまわないように
しっかりと「自分も大切」にして「自分も周りも幸せになれるギバー」を目指しましょう!

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