こんにちは、精神科ナースまさです。
みなさんは「カラーバス効果」って聞いたことありますか?
これは
私たちが今まで意識してなかったけど、自分にとって新しい情報や興味がでてきたことに対して、急に日常生活でそれらについて情報が入りやすくなる現象のことです。
あ、ちなみに正式な心理学用語ではありませんよ(笑)
例えば
赤色にはモチベ―チョンを上げる効果があって、実は成功者の中には赤色を好む人が多いことを知ると、赤色が目につきやすくなったり、新しい車を赤色にしようと思っていたら赤い車にばかり目が行くようになったりする現象です。
それを踏まえてこの図を見てみてください。

9種類ある色のうちに、赤に目が行ったのではないでしょうか?
赤色は普段からよく目にしていますが、私たちはほとんど意識しません。しかし、いま赤色に関する情報を得たことで、意識していなかった赤色への情報が入りやすくなっている状態だからです。
これを日本語でカラーバス効果って言われたりします。
あ、ちなみに成功者に赤色好きが多いって話は、赤色に対する新しい情報を入れたかっただけなので、真実ではないですよ(笑)
このように、人間の心理は「見たいものを見て、聞きたいことを聞く」ことが無意識に働いています。
今回はこの現象を利用した日常生活で使える応用をお伝えしたいと思います。
この記事はこんな人にオススメ!
・マーケティングの勉強をしている
・人間関係の改善を目指したい
・つまらない生活から抜け出したい
そもそもカラーバス効果は心理学用語ではない
いきなり話の腰を折るようですが、
前述したように実は「カラーバス効果」って心理学用語でも何でもないんです。
それに近いものに「Frequency illusion」(頻度錯誤)やバーダー・マインホフ効果が挙げられます。
これは
今まで頻繁に触れていた情報だけど、自分が新しいと感じた情報を聞くと脳が興奮状態になり選択的注意が無意識に働き始めて、それに関連した情報に目が行きやすくなる。そこで確証バイアスもかかって「最近よく見るようになったなぁ」と思い込みが発生する現象です。
え、難しすぎてなに言ってるか分からない?
そうですよね(笑)
安心してください!
私もそんな面白くもない話をしたいのではなく、身近に潜む人間の心理を利用してより良い人生を送りましょうって話をしたいので、詳細は割愛します(笑)
3つの応用編
「商品」や「情報」を売る
何かをおススメする際は、普段から接触している「情報」や「物」に関する新しい情報を渡しましょう。
ここで効果的なのは「普段から知っていること」に関する新しい情報です。
例えば、運動が体にとって大切なことは誰もが知っています。
しかし、運動が与えるメンタルへの良い影響はあまり知られていません。
運動をすることで幸福ホルモンが分泌されて幸福度が上がることが分かっています。
ここで「運動をすることで幸福ホルモンが分泌されて幸福度が上がる」という情報が入ってくることで、運動に関する興味が促進されるようになるのです。
このように商品であっても情報であっても、
普段から接触していること+新しい情報で
相手が興味をもってくれる確率があがり、日ごろからそのことに関する情報が目に入りやすくなります。
苦手な人との付き合い方
苦手な人は誰にでもいるものです。
無理に付き合う必要もないし、適度な距離感で付き合えればそれでOK。
しかし、それも難しいこともあるでしょう。
その際にオススメなのが、相手の良いところを3つ挙げてみることです。
しっかりと言葉にすることで、いままではなんとなく知っていた良いところが目につくようになるので、相手の印象を変えることにつながります。
生活が楽しくない
「なんか面白いことないかなー」と日常生活で感じていませんか?
しかし、残念ながら待っているだけでは面白いことは一生きません。
そこで「積極的に調べる」ことをしてみてください。
具体的には
「日常の生活で触れることに関して少しでも興味があることをググってみる」ことを試してみてください。
その中には知らなかった情報が必ずあります。
「それがどうした?」となるかもしれませんが、新しい情報を得るだけで脳は興奮状態になるので、次の似たような新しい情報が目につきやすくなります。
さらに新しい情報に触れるようになり、脳が興奮状態になり・・・・というループになり、生活が楽しくないの悩み解決の糸口になります。
実はSNS依存症などはこれにあてはまるので、注意は必要ですが。。。
まとめ
カラーバス効果は心理学用語ではありませんが、日常生活で非常によく使い、汎用性が高い現象です。
ぜひそれを知って自分の日常生活に組み込むことで、より良い人生の手助けとしてください!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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