こんにちは、精神科ナースまさです。
みなさんは「フリーランスの看護師」をご存知でしょうか?
病院やクリニック・施設など、特定の組織に所属して働くのではなく
単発のお仕事や短期間の契約のもと組織に縛られずに看護師として働く働き方です。
コロナ前からじわじわと増加傾向にあったのですが、コロナ流行後から爆発的に増えているそうです。
フリーランスナースと聞くと
「自分で仕事の休日を調整できる」「組織や人間関係から自由」「場所に縛られない」などのイメージがありませんか?
(私がそうです(笑))
今回は、そんなフリーランスの看護師「みーこさん」こと中村 光咲さんから
フリーランスナースの魅力や注意点などを取材させていただきました!
SNSや周りの看護師からも質問を集めてぶっちゃけトークをしてきました(笑)
フリーランスナースに興味がある人やこれから目指す人に少しでも役に立てれば幸いです。
この記事はこんな人にオススメ!
・フリーランスナースに興味がある
・自分にもできるか不安
・フリーランスナースになる前に気を付けた方がいいことを知りたい
フリーランスナースになるまでの流れ

私は大学病院で2年半ほど勤めたあと、たまたまご縁があったITの営業をしていました。
一般のフリーランスとして3年ほど働いてから
やっぱり看護師もやりたい!と思ってフリーランスナースをやり始めました!

なんとなく「臨床経験3年以上」がじゃないと難しいのかと思っていましたが
そうでもないんですね!
実際の活動場所や内容は?

私は1年で25か所ぐらい働いたのですが、活動内容は場所によって本当にマチマチです(笑)
様々な働く場所があるのですが、病院やクリニックの欠員補充だけでなく
コールセンターやコロナワクチン接種・副反応の観察、コロナ療養ホテルなどのコロナ渦ならではの案件が今は多いです。
活動内容もそれに伴って変わります!
病院やクリニックでの活動は、みなさんが病棟やクリニックで働いているような勤務の代わりをするので、イメージしやすいと思います。
コールセンターやコロナ療養ホテルでは、バイタル測定や症状の観察もそうなんですが、事務作業が多いですね(笑)
あと、薬も市販薬のものを症状に合わせてお渡しすることもあります!
私の場合はホテル療養のメディカルスタッフのマニュアルを作ったりします。
やっぱり集まってくるスタッフは
同じように単発や短期で来るので「マニュアルがあった方がミスも少ないし、効率がいいな!」と思いまして。

管理のような活動もされるんですね!
首都圏や地方などで求人量の違いはあると思いますか?

求人の量で言うと首都圏の方が多いと思います。
でも、地方でも需要があって求人はありますし、地方の方がフリーランスナースが少ない分、獲得できる割合は大きく変わらないと思います。
気になる給料は・・・?

給料はやっぱりみなさん気になりますよね(笑)
フリーランスなので、仕事をしたらした分だけもらえます!
今では手取りでも、だいたい病棟勤務の2倍はもらうことが多いです。

2倍!それは夢がありますね!
看護師の平均手取り月給が25万円と言われているので・・・

でも、注意してほしいのが税金回りですね!
特に看護師さんの場合、あまり税金のことについて調べずにフリーランスになる方もいらっしゃいますが
知らないと損をしたり脱税になっちゃったりしますので、そんなに深い知識じゃなくても最低限の税金の知識は身に着ける必要があります。
例えば30万円もらったとしてもそこから税金なども自分で払うと
結局は病棟勤務のときと同じかそれ以下になってしまうので
そこも考えて仕事を入れていかないと「思ったより手取りが増えない・・・」って思っちゃうかもしれません。
でも、それさえ理解しておけば
あとはやればやるほど収入が上がるので、やっぱりモチベーションになりますね!
どうやって仕事を見つけるの?どんなスキルが必要?

お仕事を探すには、とりあえず派遣会社などに登録してみるといいと思います!
そもそもどんな仕事があるのかは時期によっても違いますし、登録してどんなお仕事があるのかを見てみるだけでも少しイメージがつくかもしれませんので。
今はフリーランスナースの認知度も上がって、離島ナースや応援ナースなど様々な特徴の派遣会社があるので、全然見当たらないってことはないと思います。
いくつか行ってみたりすると、前のところから「また来てくれない?」ってお声がかかったりしますので、そこから自分でお仕事を獲得したりしてます。
スキルについては、特定の看護領域以外でも様々なお仕事があるので「急性期の経験がないから・・・」などの心配は要らないと思います。
自分がやってきた経験全てがスキルになります。
自分でお仕事をとってきたりするには、ある程度の自分の理解と営業力が必要にはなりますが、看護師のフリーランスでそこまで強く求められることは少ないです。
フリーランスナースに向いている人・向いてない人

フリーランスナースは、自分でお仕事の量を決められますし
しっかり働いて1ヶ月のお休みで旅行に行ったり
自分の休養に充てるといった働き方も全て自分次第です!
その分、自己管理はやっぱり大切になりますね(笑)
これは私の主観になるのですが
ある程度の向き・不向きはあると思います。
収入は安定しませんし、自分次第で自由なぶん、誰かに何かをやってもらうことが当たり前だと思っている人には難しいと思います。
反対に、いろんなことに挑戦したい人やある程度「まぁいっか」と柔軟に思考や対応を変えられる人はとても向いていると思います。
フリーランスナースになる前に気を付けること

クレジットカードを作っておいたり
ローンが組みづらくなることを知っておく必要があると思います!
フリーランスは社会的に信用されにくい立場です。
そのため、クレジットカードを新たに作りづらかったり、ローンが組めないことがあります。
また、自分の現在のスキルや知識で勝負するので、その分他の人から教えてもらうことができなくなります。
もちろん、自分でも勉強していくのですが、他人から指摘されないと気付けないことも多いです。
看護師としてのキャリアアップやスキルアップを目指すなら、やはり病院などが強いと思います。
「なんとなく」でフリーランスになる方もいらっしゃいますが
フリーランスにもデメリットはあるので
「それを理解したうえでご自身の人生を選択していっていただきたい!」
という想いはあります。
ぶっちゃけフリーランスナースになってよかった?今後のやりたいことは?

いろいろ変わったことはありますが
前よりも自分の人生を生きるようになりました!
病棟勤務であまり感じませんでしたが、仕事が楽しくて今はとても充実した毎日を送っています!
今後は、会社経営もしていきたいと思っています。
看護師さんって、病院以外でも活躍できる素質がある方が非常に多いです。
しかし、病院の組織やルールに流されるだけではその素質を活かせないこともあります。
看護師さんのマインドを変えて
「1人1人がリーダーで、1人1人が責任をもって自分の人生を生きていける」
そんな看護師さんを増やしていきたいと思っています!
みーこさんに直接お話しが聞ける⁉︎
今回はみーこさんこと中村 光咲さんにインタビューをさせていただきました!
SNSや公式ラインもありますので、ぜひ直接お話を聞いてみてはいかがでしょうか?
インスタ:https://instagram.com/travel_nurse99?igshid=YmMyMTA2M2Y=
公式ライン:https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=843uwcgn