仕事の満足度を測る質問と満足度を向上させるコツは?

幸せのコツ

こんにちは、精神科ナースまさです。

突然ですが、あなたは幸せに働けていますか?

少し前に広告で「今日の仕事は、楽しみですか?」と書かれた広告がインターネット上で炎上していました。
理由としては
「楽しみじゃなくてもしなきゃいけない仕事がある!」
「朝からこの広告を見ると辛くなる」
「仕事は楽しみじゃなきゃいけないのか」といった意見があったようです。

みなさんはどうでしょうか?

私はこの騒動を見て「あー余裕ない人が本当に多いんだろうなぁ」って感じました。
仕事が楽しくても楽しくなくても別にいいとは思いますが、この広告に反応するということはある種の嫉妬のような感情なんですね。
つまり、「楽しくしたいけど、楽しくない自分」が「楽しく仕事をしているかもしれない人」に嫉妬しているような感じです。
だって、楽しくなくても意味を感じていたり、自分は自分でOKなんだと思えているのであれば
「あーそんな広告もあるんだー」ぐらいに思えるから
です。

実は、日本の労働者の幸福度は世界的にみてもかなり低いことが分かっています。
どのくらい低いと思いますか?
また、どうやって測定したと思いますか?
どうやったら改善されると思いますか?
今回はこの辺りをテーマにお話ししていきたいと思います。

この記事はこんな人にオススメ!

・幸せに働く人の条件ってなんだろう?
・なんで日本人の労働者の幸福度が低いんだろう?
・自分は幸せに働けているのだろうか?

働く人の意欲を測る12の質問

アメリカの調査会社「ギャラップ」では、国際調査で「働く人の意欲を測る12の質問」を実施し、仕事のエンゲージメント(熱意)が高さを国別で調査したそうです。
それぞれの質問内容に対して1~5点満点で答えた場合、何点になりますか??
以下がその質問になります。

ギャラップ社 Q12

そして、世界調査の結果が次のようになりまして、「エンゲージメント(熱意)のある社員」の割合は先進国の中でもダントツで低いことが分かりますね。。。

https://ideal-leaders.co.jp/blog/purposeblog-gallup-investigation-01/

基本的に外国(特に米国)では仕事のやる気がないような印象を持ちがちですが、良くも悪くも会社と社員は対等であつことが、このような結果になっていることが考えられます。
会社としては能力がなければ簡単にクビにできて、社員としては仕事の意味を感じなければ簡単に辞められる。
つまり、会社は優秀な社員を残しておくために「働きやすい環境」や「有意義を感じられやすい仕事」を提供する方法を模索し、社員は「自分が仕事を続ける意味を感じられる会社」からクビにされないように自己研鑽をする、といった意識が生まれることが考えられます。
そうなると社員に全くの熱意がなかったり、強いマイナス感情を抱いたまま働き続けることが減ることが予想されますよね。

もちろん、文化などの違いもありますので、「いやいやいや・・こんな質問誰が5点つけるねん!」っていうこともあるかもしれません(笑)
しかし、あなたが働くとしたら「仕事に対して前向きな人が多い職場」と「愚痴ばかりで無気力な職場」どちらのほうがいい印象をもって働けるでしょうか?

12の質問から分かる、熱意の本質

この質問をただ「あー点数高い、よかった!」「あーやっぱり低かったかぁ。」だけで終わらせてしまうのは非常にもったいない!

なぜなら、これらの質問の得点の低かった質問を分析することで「自分にはなにが必要なのかを知ることができる」からです。
例えば、Q3「職場で最も得意なことをする機会が与えられているか」をもう少し考えてみると
得意なことが活かされる=仕事への意欲」になることが分かります。
さらにQ5「上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれる」 Q10「職場に親友がいる」を考えてみると
一人でもいいから相談できる人がいる=仕事の熱量の要因」になることが分かります。

反対に点数が高かった質問もみてみるといいでしょう。
点数が高かったということは、その点においては現在の職場の良い点ということです。
おそらく、ひとつもいい点がなかったということは少ないと思います。(もし本当にいい点がひとつもなければ、転職を検討しましょう(笑))

「熱意」と聞くとかなり抽象的で分かりづらいですが、質問形式になっているためこれらを分析すると現在の良い点と悪い点が分かりやすくなります。
また、自分がなにを求めているのかも浮き彫りになってくるのではないでしょうか?

まとめ

働き方改革が叫ばれて久しい日本ですが、まだまだ「労働はお金のためである」という固定観念が根強い印象です。
もちろん、それが良い悪いではありませんし、納得して働けているのであれば他人がどう言おうがあまり関係ないでしょう。
しかし、冒頭でも話したような広告に感情が動かされるということは、「自分は納得していないけど、仕事は楽しくないものである」という感情が揺さぶられたということです。

働き方が多様化してきている現在だからこそ、一度その固定観念を壊すいい機会になるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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