こんにちは。精神科ナースまさです。
みなさんは普段のストレスをどのように解消していますか?
実はその対処方法にも傾向があって、普段はあまり意識せずに行っている人が大半なので、それはそれで大丈夫なんです。
しかし、もしも
「あれ、自分ってどうやってストレス解消してるんだろ?」
「自分にあったストレスの対処方法ってなんだろう?」
と思われる際には、今回紹介する「BASIC Ph(ベーシック・ピーエイチ)」を参考にしてみてください!
今回は人に備わっている
「ストレスに対処する6つのスタイル BASIC Ph(ベーシック・ピーエイチ)」
についてお話していきます。
・人がストレスを対処するときに6つのスタイルに分けられますよ!
・人それぞれ得意なスタイルがありますので、それを知って日常のストレスから災害等のトラウマに至るまでのストレスを軽減できるようにしましょう!
というのが、BASIC Phの活用方法です。
今回の記事はこんな人にオススメ!
・自分のストレス対処方法の傾向を知りたい!というかた ・ストレス対処方法の分類ってあるの?と思うかた ・なんであの人は、あんなことでストレスを発散しているんだろう?と疑問に思うかた
BASIC Phとは?
この単語はイスラエルの心理学者ムーリ・ラハド博士によって作られたものです。
人は困難に直面した時に6つのスタイルで対処すると言われており
B=Belief (信念)・・・価値観や信念に基づいて困難に対処する
A=Affection(感情)・・・感情を表出することで困難に対処する
S=Social(つながり)・・・人や社会とのつながりをもとに困難に対処する
I=Imagination(想像)・・・現実から目を背けて空想などで困難に対処する
C=Cognition(認知)・・・問題に対して現実的に検討して困難に対処する
Ph=Phsical(身体)・・・運動や食べたり飲んだりすることで困難に対処する
これらの頭文字をとって「BASIC Ph」としています。
ちなみにこれらは、その対処方法が良い悪いで判断していません。
例えば、寝坊して遅刻しそうなのに Imagination=想像を使って
「あー。どこでもドアないかなぁ」と現実逃避をするような人がいてもいいんです(笑)
BASIC Phにおいて大切なことは
「その人が普段どんなスタイルでストレスに対処しているかを知る」ということなので、上記の例の場合「あ、この人はI(想像)を用いてストレスに対処するんだな」ということを理解できればOKなんですね。
人によりますが、ほとんどの人が2~3つの得意なスタイルがあって、それらを使い分けていると言われています。
自分の得意なスタイルは??
自分のスタイルがどれに当てはまるかを知るためには、今まで嫌なことがあったとき、ストレスや困難に直面したとき、どのように反応していたかを書き出してみてください。
次に、書き出したものをBASIC Phのどれかに当てはめていってください。
そこで自分の多く使っているスタイルがあなたの得意なスタイルです。
当てはめ方の例
「仕事のストレス」
仕事はつらいものだと割り切る→信念
怒ったり、泣いたりする→感情
ほかの人に話を聞いてもらったり、他の人の役に立とうとする→つながり
宝くじあたったら仕事やめようかなぁ→想像
ここのこんな場面がストレスだから、それを避けるためにこうしよう→認知
食べたり飲んだり、運動する→身体
というように分類して、ぜひ自分の得意なスタイルを洗い出してみてください。
それらが、次にストレスが来た際にどのように対処するかの指針にもなります。
また、それで対処できなかった場合はほかのスタイルの考え方も取り入れると違った自分を見つける手掛かりにもなりますよ。
まとめ
BASIC Phをもとに、困難に対して得意なスタイルを用いたり、違うスタイルを使ってみるなど工夫してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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